名古屋市北区の女性社会保険労務士。人事トラブル、就業規則、給与計算等、企業の人事労務の相談は、あさ社労士事務所へ。

ここに至るまでを振り返ってみると、
高校（愛知県立旭丘高校普通科）くらいまでは、大勢で群れることが嫌いで、長いものに巻かれるくらいなら一人でいることを選ぶ冷めた子どもでした。大学（日本福祉大学女子短期大学部保育科）でサークル（児童文化部児童劇グループ）に入り、いい人たちと出会い、初めてみんなで一つのものを作り上げる楽しさを知り、友達って大切だなと思えました。大学でのサークルや実習で子どもと接する中で保育士になりたいという思いを強くし、知多半島の先の離島、篠島の保育園への就職を決めました。

保育園の寮で先輩や同僚との共同生活、離島という環境、言葉も違い、最初はとまどいましたが、地元以外の保育士としては４年が最長だったので、絶対に４年間頑張ると決め、寝言も篠島弁になるくらいに、なじんでいきました。篠島での４年間は子どもと接する毎日、島の人とのふれあいも本当に楽しくて、私の原点となりました。

名古屋に戻り、就職活動後、自動車ディーラーの総務部へ就職しました。女子社員が多く、女子特有のあつれきもあり、元来の長いものに巻かれるのが嫌いな性分が出て、イジメの対象となったこともありました。４年間勤務しましたが、ここでは、人との距離の取り方を学びました。この時に社会保険労務士の資格があることを知り、受験勉強を始めました。勉強は大変でしたが、労働や人に関わる法律を知ることが楽しく、１回で合格することができました。

合格後、社労士事務所での就職を目指しながら派遣社員として３年半の間に数社に勤務していました。３ヶ月～半年くらいの勤務が多く、初めて行く会社で、すぐに人の名前、業務の内容を覚え、短い期間で認められるよう仕事をしてきました。
その後、以前に声を掛けていただいた社労士の先生から、また声を掛けていただいて1996年（平成8年）1月淺野真理子社会保険労務士事務所を開業することができました。

紆余曲折はありましたが、無駄なものは一つもなかったと思えます。さまざまな環境、仕事、人間関係で学んだことは、人にはそれぞれいい面があり、必ずそれを生かす道があること。多様性を認め合うことが大切だということ。企業での人の雇用は、まさにそれを実現する場です。
今後も人の気持ちに寄り添い、企業をしっかりと支えていきたいと思います。